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ZEH(ゼッチ)とは?意味や基準・後悔しやすいポイントまでご紹介
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新築一戸建てを検討している人の中には、「ZEH(ゼッチ)」という言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
ZEHとは「nNet Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の略語。聞いたことがある人でも、「ZEHとは何?」と詳しく知らない人も多いと思います。
今回は、そんなZEH(ゼッチ)について解説!
ZEHの意味や基準、後悔しやすいポイントまでご紹介していきます。
ZEHのことを知ると、「新しいお家をZEHにしてみたい!」と思ってくるかもしれませんよ!?
目次
|電気代がお得になるだけじゃない!そもそも「ZEH(ゼッチ)」とは何?
ZEH(ゼッチ)とは「nNet Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の略語で、「エネルギー収支をゼロにする」住宅のことを指します。
「エネルギー収支をゼロにする」と言われると、「電気代がお得になる!」というイメージが真っ先に浮かびますよね。
しかし、ZEHの特徴はそれだけではないんです。
ZEHは省エネ効果を高めるため、断熱性能が優れているという特徴もあります。
断熱性能が優れているお家は、あたたかい空気やすずしい空気をお家の中に閉じ込められ、反対に外の寒い空気や暑い空気を遮断できます。
その結果、ZEHのお家は最小限の光熱費で、夏すずしく冬あたたかくすることが可能に。年中快適に過ごすことができるんです。
そんな電気代がお得なのに快適に過ごせるZEH。政府はZEHの推進に積極的に動いています。
カーボンニュートラル(温室効果ガスの排出をゼロにする)に取り組んでいる政府は、環境保全のためにも、2030年にはZEHの義務化を検討しているそうです。
|ZEHになると何がいいの?ZEHのメリットと基準を解説
今、ZEHが注目されているのには理由があります。「電気代がお得になるから」「政府が推進に動いているから」というだけではありません。
ZEHにはたくさんのメリットがあるからです。
ZEHには先ほど挙げた「最小限の光熱費で夏すずしく・冬あたたかくなり、年中快適に過ごせる」以外にも、下記の様なメリットがあります。
・太陽光発電などでエネルギーを生み出せる
自分のお家で使う電気を太陽光発電などから生み出せるので、CO2を排出するようなエネルギーに頼ることがありません。電気代がお得になるだけでなく、環境にも優しいです。
・災害時に電気が使える
地震や水害で停電になった時、太陽光発電システムがあれば、お家で電気を作り出すことができます。
災害時に不便を感じにくいところもZEHのメリットです。
・お家で年中温度差がないので、ヒートショックが起こりにくい
ヒートショックとは、急激な温度差によって身体にダメージが起こる現象のこと。最近、とても問題になっています。
ヒートショックの主な原因は、お家の中での温度差。よくリビングと寝室は暖房が効いていてあたたかいけど、お風呂場やトイレは寒いまま、なんてことがありますよね?
ZEHのお家は断熱性や気密性に優れていて、お家中の温度差が少ないのが特徴。温度差で起こるヒートショックも発生しにくくなります。
・将来、お家を売却する際に資産価値が高くなる可能性がある
2030年に義務化の検討が予想されるZEH。将来万が一、お家を売ることになった場合、ZEHは一般的な住宅よりも資産価値が高くなる可能性があります。
・ZEHを推進している政府が補助金の交付をしている
政府もただZEHの推進をしているだけではありません。補助金の交付を行っています。
上に挙げた通り、ZEHは住む人だけでなく環境にも優しいというメリットがあります。太陽光発電システムで電気をねん出できるので、CO2の排出量を抑えることができます。
ZEHに住むだけで、地球温暖化の防止といった環境保全に貢献することができるんです。
そんな住む人にも地球にもメリットの多いZEH。ZEHとして認められるには、厳しい基準が設けられています。
ただ、断熱性能に優れていて太陽光発電システムがあればZEHとして認定できる、というわけではありません。
資源エネルギー庁がZEHの定義を出しているので、これを簡単に解説していきます。
下記に挙げるのがZEHの基準です。
・断熱性と気密性が高い住宅であること
・省エネに優れた設備(照明や換気、冷暖房など)を使っていること
・一次エネルギー(石油や石炭、原子力などで供給されるエネルギーのこと)の消費量を20%以上削減すること
・太陽光発電などでエネルギーを作り出す(創エネ)こと
これを見ると、ZEHの基準はかなり高いですね!
|ZEHにもデメリットが!後悔しやすいポイントは?
ZEHには「ZEH仕様で建てたい!」と思うメリットがたくさんありました。しかし、メリットだけではありません。ZEHには、もちろんデメリットもあります。
せっかく建てたZEH住宅、後悔しないためにも「後悔しやすいポイント」もご紹介します。
・初期費用がかかる
「エネルギー収支をゼロにする」というZEH。建てた後は電気代がお得になりますが、建てる前には初期費用がかさむ場合も。
ZEHの基準を満たすには、太陽光発電システムの導入や高気密・高断熱であることが必要。通常の住宅よりも費用がかかることが多いです。
・太陽光発電システムのメンテナンスが大変
太陽光発電システムは有限。長期で使うにはメンテナンスが必須になります。
台風や雪などの災害などによる故障も考えられるので、搭載すればそのままずっと使えるというわけにはいきません。
太陽光発電システムを選ぶ場合は安心できるメーカーや、長期的な補償があるものを選んでおくと安心です。
・お家の間取りやデザインが制限される可能性がある
ZEHには高気密・高断熱性が必須。大きなリビングや吹き抜けなどは、室内温度の管理ができにくく、制限される可能性も。
|ZEHを検討するなら、ハウスメーカーを選ぼう!
今回はZEH(ゼッチ)に関して、意味や基準・後悔しやすいポイントをご紹介しました。
ZEHは太陽光発電システムの導入で電気代がお得になるだけでなく、夏すずしく冬あたたかく、地球にも優しいことがわかりました。
ただ、ZEHは初期費用がかさみ、お家のデザインが制限されるというデメリットも。
ZEHを検討している人は、メリットとデメリットをしっかり比較してから購入するようにするとよいでしょう。
そんなZEHですが、パパまるハウスでもZEHの「パパゼロ」プランがあります。
もちろん、ZEHの基準に欠かせない「太陽光パネル」、省エネに優れた「高性能エアコン」を装備。
太陽光発電システムは京セラ製。また、出力保証はお引き渡し日より20年間という長期保証がついているので安心して使い続けることができます。
しかも、パパまるハウスは泡の吹き付け断熱材アクアフォーム、LED照明、内側に熱が伝わりにくいLOW-E複層ガラスが元々標準装備されています。
ZEHの基準を満たすには初期費用がかかりがち。しかし、標準装備が充実しているパパまるハウスなら、初期費用を抑えることも可能です。
ぜひ一度、ZEHの「パパゼロ」プランを含めたパパまるハウスのお家をご覧になってはいかがでしょうか。